ヒヤリハット分析から見た指導方法6

 

 

 

信号交差点に対する指導方法

 

その3 (  左 折  )


 

 信号交差点に対する指導方法6(その2)右折に続いてこのページでは左折について、交通事故データ及びヒヤリハットデータを基に説明します。

 

 貨物車の左折巻き込み事故は過去に社会問題にもなり各種車両安全対策がとられましたが、下記表の事業用貨物自動車の行動類型別事故件数で見ると左折事故は全体の7%前後で推移しています。

 

 貨物自動車は死角を補うため各種ミラー等が装備されていますが、左折事故内容やヒヤリハット内容を見ますとミラー確認や目視の安全確認等が不十分で事故を起こした内容になっています。

 私ども支援チームも実技講習のなかで貨物車の同乗指導で得た指導ポイントをまじえて解説します。

 

 説明は、右図のⒶⒷⒸⒹの順で説明します。

 管理者の方はⒸ若しくはⒹで発生した事故原因の一端はⒶⒷでの運転行動が引きがねになっていることも忘れてはなりません。

 左折事故報告書を受理した場合ⒶⒷⒸⒹの一連の流れを聞くようにしてください。


■左折事故統計データ

 

 事業用貨物自動車の交通事故を下記のボタンで見ると行動類型別事故件数(平成27年)では

≫行動類型別~左折事故は約7%

≫車種別~件数で最も多いのが中型で次いで大型、普通となっています。 


イタルダ・インフォメーションNO95

 四輪車の「信号交差点における右折事故」の中に左折に関するデータもあり、これを見ると四輪車の信号交差点事故の17%が左折事故です。


左折時のヒヤリハット分析と内容

 

 信号交差点での左折時のヒヤリハットデータは15件あり、相手方と原因は下の表のとおりです。

このデータ等からの指導方法は、ⒶⒷⒸの一連の流れの中で自転車・歩行者・二輪車を含めて解説します。 

▼ ヒヤリハットデータから見る相手方と原因

≫ 相手方は、自転車と歩行者で73%を占めている。

   自転車8件、歩行者3件、二輪車2件、自動車2件

≫ 原因は、確認不足と信号無視で87%

   確認不足10件、信号無視5件、飛び出し1件、大回り左折1件

となっています。 


▼左折時のヒヤリハット内容

  左折時のヒヤリハット内容は下記のとおりですが、全てが右図のⒸⒹ地点の内容であり、また一部掲載しています【交通事故発生内容】もⒸⒹ地点での内容になっています。

 しかし、左折時の運転行動はⒸⒹ点だけではなくⒶから始まる一連行動です。

■図ⒶⒷの行動が道路交通法に沿った行動をとっておればヒヤリハットにならなかったと思われる事例が3件あります。

 ヒヤリハット事例の自転車❻と二輪車の2件

解説は、下記の指導ポイントを見てください。

 



左折時 自転車のヒヤリハット内容


❶左折しようとした時横断歩道は赤信号の筈なのに、自転車が飛び出してきた。

❷交差点を左折しようとした時自転車が急に飛びだしてきた。 

❸走行中青信号だったので左折しようとしたら、自転車が飛び出してきて接触するところだった。

❹交差点において前車に続き左折待ち横断歩道の信号が赤にも関わらず、自転車が横断歩道上にいきなり現れ、かつ猛スピードで自車の前方を横切って行った。

➎交差点を左折しようとした時横断歩道を左側から渡る人が自転車2台、その後からも1台きているのに気づいていたけど、その後からもう1台来ているのに気づくのが遅れてヒヤリとした。

❻運転中信号待ち後、青信号で発進左折しようとした瞬間、無灯火自転車が左側を直進して行き、接触しそうになった。

➐左折しようとした時左方向から、自転車赤信号を無視して勢いよく自車の前を通過したので、急ブレーキを掛け停車した。

➑左折しようとした時歩行者用信号が赤になったので周囲の確認をして発進しようとしたら、遠くの方にいた自転車が猛スピードで接近し、信号を無視して自車の前を通過した。

改善内容


①どのような状況でも、横断歩道の前では一時停止する。

 

②一時停止はしっかりと行い、左右確認する時は体の位置を変えて、危険がないかよく確認する。

③青信号だからといって安心せず、いつ何が飛び出してくるか分からないと、常に考えながら運転する。

④横断歩道がある交差点内では右左折時、必ず一時停止を行い、安全確認を徹底し最徐行を心掛ける。

 

⑤さらに注意する範囲を広げて要確認し、交差点はいつでも止まれる速度で走行する。

 

 

⑥馴れた道路ほど安全確認を徹底すべきであった。思い込み運転の禁止と周囲の確認。

 

⑦安全確認を十分に行い、周囲の確認を怠らない。

 

 

⑧歩行者や自転車が確認できた場合は、距離が遠くても何度も確認し、飛び出してきた時の為に備えて、ゆっくり通過する。


信号交差点左折時 交通事故報告書内容

1⃣  青色で左折中、側道を赤点滅無視自転車と衝突

2⃣  中央大通りから左折した際に横断歩道(信号有り)を渡ろうとする自転車と接触した

3⃣  交差点にて信号待ちし、信号が変わり左折しようとした所、歩道を同時方向に進行してきた自転車の後輪と車両の左前方が接触

4⃣  先頭で信号待ちをしており、青に変わったので左折をしている途中、左側から信号無視で進入してきた来た自転車と接触した。

 


左折時 歩行者に対するヒヤリハット内容


❶交差点左折時歩いていた子供が急に走って横断し、巻き込みそうになった。

❷交差点を左折しようとした時右側からの歩行者を通して、前進しようと左側を確認したら、左ミラースレスレの位置にも人がいた。

❸左折しようとした時歩行者用の信号が赤に変わったので発進しようとしたら、歩行者が走ってきて赤信号を横断した。

 

改善内容


①子供は突然予測出来ない行動をとる可能性があるので 注意する。「かもしれない運転」を心がける

②秒単位で状況が変わる為、安全確認はその都度行う。

 

 

③信号機の色が変わっても、周囲の状況はよく確認し、ゆっくり通過する。

 



左折時 二輪車に対するヒヤリハット内容


❶赤信号の為、信号待ちをしている時、信号が青になったので左折しようとしたところに、後方からオートバイが自車の脇を通り抜けようと接近した為、オートバイの後方部のマフラーが接触し相手方が転倒、向かい側までスリップして自転車の第三当事者と衝突した事故である。

❷信号手前、左折する時、原付バイクが左後方から急に飛び出してきて「ヒヤリ」としました。十分に左右確認をした為、事故にはなりませんでした。

改善内容


①事故の原因は、自車が左折する際の左後方の安全確認を怠った事と、相手方が無理に内側の追越しをした事である。今後は十分注意する。

 

 

② 記載なし

 



■左折事故の動画から見る指導ポイント

 

 

左折は、図のⒶから始まる一連行動であることを必ず指導してください。

▼下のYou Tube動画を見て何が問題点か考えてみてください。

You Tubeに右図Ⓐ~Ⓓに至る左折巻き込み事故の動画がありますので、内容を見て検討してみてください。

(画像をクリック)

 

投稿者は、NEKOBUSCOM さんのチャンネル

ドライブレコーダー映像「左折巻き込み事故」です。

You Tube ドライブレコーダー映像「左折巻き込み事故」NEKOBUSCOM さんのチャンネル


▼動画からの指導ポイント

 Ⓐ→ Ⓒに至るまで、下の道路交通法に定められた左折方法を意識していたら左折巻き込み事故を防げたのではないでしょうか?

❶車→外側線沿って走行

原付→側方通過できず。

車→外側線から離れだす。

原付→側方通過できず。

❸車→指示器点灯

原付→車の合図確認?不明

❹車→左折行動(大回り)

原付→車の側方通過行動


 ▼関係法令

道路交通法第三十四条(左折)

1項 車両は、左折するときは、あらかじめその前からできる限り道路の左側端に寄り、かつ、できる限り道路の左側端に沿つて(道路標識等により通行すべき部分が指定されているときは、その指定された部分を通行して)徐行しなければならない。

第五十三条(合図)

 車両(自転車以外の軽車両を除く。次項及び第四項において同じ。)の運転者は、左折し、右折し、転回し、徐行し、停止し、後退し、又は同一方向に進行しながら進路を変えるときは、手、方向指示又は灯火により合図をし、かつ、これらの行為が終わるまで当該合図を継続しなければならない。

道路交通法施行令第二十一条(合図を行う場合と時期)

 左折するとき。 

 その行為をしようとする地点(交差点においてその行為をする場合にあつては、当該交差点の手前の側端)から三十メートル手前の地点に達したとき。

▼交差点に至るまでの指導ポイント( 図ⒶⒷ )

 

▼左折する際、交差点に至るまで図ⒶⒷの間に必ず行わなくてはならない行動

  講習をしていて感じるのは、「受講者の人は、

 ≫ 交差点前30mから合図左側端に沿って徐行しなくてはならない。

 ことを知らない人が多い。」のです。

 

■動画の問題点 (四輪車の行動から)

 ❶ 合図が遅い。 ➡ 交差点の停止線上で始めて合図が出ている。

   ➡ 交差点30m手前で合図を出しておれば原付はそれを見て左側方通過を(追い抜こうと)考えなかったのでは?

 ❷ 左側端に寄っての走行がキープできていない。 

   ➡ 最初は左側端に寄って走行しているのに、交差点手前から左側余地が広くなってきている。

   ➡ 原付は、四輪車を抜きたくて仕方がない行動をとっているのに交差点付近で原付が側方通過できる空間を与えてしまっている。

     

■合図の必要性

 (合図は車同士のコミュニケーション

 街を走ると、合図を直前で出す車や、全く出さない車など、法規通りに合図を出していない車が多く見受けられますが、合図は周りの車との対話です。

➡ 30m 30秒ルールを指導してください。

 

 右の動画のとおり合図を早く出す(意思表示)ことにより、周りの車に考える余裕を与えスムーズな流れができるのです。

たかが合図》と思うかもしれませんが、周りに対してのコミュニケーションをうまくとることによって、車の流れを乱さず運転することができ、交通事故防止にもつながるのです。


 

■左側端に寄る。

▼ 左端に寄せる理由は、バイクや自転車がすり抜けられないようにあらかじめ車を左に寄せる(道路端から50cmぐらい)ことで、寄せる場合、先に指示器を出して後続車に意思表示してから左に寄ることが重要です。

 また、【左側端に寄っる。】行動は日頃から意識を持って行動しなくてはできません。

 右の動画には二台の車が左折しますが、その行動の違いを見てください。 

▼ 左に寄れない人

 ≫前進時の車両感覚がつかめていないので怖くて左に寄せれない。 

▼前進時の車両感覚指導方法

 右の動画は原点回帰講習(集団)時の車両感覚映像でで、条件は、

ミラーをたたむ。  ラインから50cm離れる。 

 


の二つです。(普通車での実技指導も同じ行動をさせてみてください。)

 

≫この動画のドライバーはラインから丁度50cmの距離を空けて停止しました。

~ このドライバーはプロ 車両感覚は正しい。 しかし、

支援チームの質問≫≫「何を基準にラインから50cm空けれたのか?」

回答≫≫「基準はなく感覚で.....」 ~ この回答する人がほとんどです。

・・・ではないのです。

➡車の運転は前を見て運転します。前進時、自身の視野の中にある何かに基準を置いて運転しているのです。それが感覚ですので、講習を通じて基準やポイント地点を明確に教えてください。

 基準やポイントは、ワイパーのとある箇所地点であったりしますので、左側端の感覚がつかめない人にはシール等を貼って左側端から50cmの間隔を空ける基準点の指導をしてください。

➡基準点が分かれば何度か実施させれば明確な感覚がつかめます。

内はミラーを畳んだ状態



■車道外側線は車の通行ができる。

  講習をしていますと

  ○車道外側線は通行できない。 ○車道外側線と路側帯の区別がわからない。

ドライバーも多くいます。ので下記の簡記内容を参考にしてください。 

≫車道外側線ですが、車道外側線は白線内に入って通行できますが、ほとんどが幅員が50cm前後ですのでこの場合は車道外側線を目安に走行するといいでいょう。

 しかし場所によっては車道外側線が1m近くある場所(右の写真)もあります。

 この様な道路で左折する場合は、車道外側線内に入って50cm空けて左折してください。

 

車道外側線(区画線)と路側帯との違いは、歩道の有無によって異なります。➡ 歩道がある場所は外側線です。


外側線内に入る場合、30m以上手前から合図を出して後続車に左折する意思を伝えてください。

 

 外側線及び路側帯の説明は下記写真・図等を参考にしてください。

車道外側線

車道外側線は、単なる区画線です。

(根拠:道路法第45条、標識標示令第5条及び第6条)

 道路管理者が、道路構造の保全又は道路の交通の安全と円滑を図るために設ける道路標示

路側帯

路側帯は歩道と同じですが車両が通行できる路側帯とできない路側帯があります。

 下記図の印は通行ができます。

根拠:道路交通法第2条第1項第3号の4)

 歩行者の通行の用に供し、又は車道の効用を保つため、歩道の設けられていない道路又は道路の歩道の設けられていない側の路側寄りに設けられた帯状の道路の部分で、道路標示によって区画されたもの。

車道外側線~ 歩道がある。

路側帯~ 歩道がない。


指導方法(参考) 
 下の写真を見て、路側帯は❶ 車道外側線は➋を付けてください。
  A           B             C            D
  A           B             C            D
 解答 A-❶ B-❶ C-❶ D-➋

トラックドライバー21名に認識度調査を実施

〇 完全正解は、2名のみ

正解率(約10%)から分かりますように、路側帯と車道外側線の区別を理解していない。

このことが、左折時に左側に寄れない原因の一端になっているのではないでしょうか?

 

▼車道外側線(区画線)と路側帯との違いは、歩道の有無によって異なります。

➤ 歩道がある場所は車道外側線進入してもよい。

➤ 路側帯は、自動車は通行できない。

 ことを指導してください。

 A-路側帯 B-駐車禁止路側帯 C-歩行者用路側帯

▼交差点( 図ⒸⒹ )付近の指導ポイント



 左折時の事故は、交差点の大小等形状にもよりますがⒸⒹ付近で発生し、特に多いのが自転車との事故です。信号交差点左折時のヒヤリハットも15件中8件が自転車となっています。

 まず、

▼参考動画≫ You Tube投稿動画

 下のボタンをクリックして内容を確認してください。

 動画はヒヤリハット内容と同じく大型車左折時左側から来る自転車との事故です。


▼左折時 自転車のヒヤリハット内容(再掲)

 ❶左折しようとした時横断歩道は赤信号の筈なのに、自転車が飛び出してきた。

 ❷交差点を左折しようとした時自転車が急に飛びだしてきた。 

 ❸走行中青信号だったので左折しようとしたら、自転車が飛び出してきて接触するところだった。

 ❹交差点において前車に続き左折待ち横断歩道の信号が赤にも関わらず、自転車が横断歩道上にいきなり現れ、かつ猛スピードで自車の前方を横切って行った。

 ➎交差点を左折しようとした時横断歩道を左側から渡る人が自転車2台、その後からも1台きているのに気づいていたけど、その後からもう1台来ているのに気づくのが遅れてヒヤリとした。

 ❻運転中信号待ち後、青信号で発進左折しようとした瞬間、無灯火の自転車が左側を直進して行き、接触しそうになった。

 ➐左折しようとした時左方向から、自転車が赤信号を無視して勢いよく自車の前を通過したので、急ブレーキを掛け停車した。

 ➑左折しようとした時歩行者用信号が赤になったので周囲の確認をして発進しようとしたら、遠くの方にいた自転車が猛スピードで接近し、信号を無視して自車の前を通過した。

 

左折先横断中の自転車・歩行者に対する指導方法



 

 交差点の左折時に、左後方から横断歩道に進入してきた自転車の見落としや安全確認が不十分など漫然運転から事故やヒヤリハットになっています。

 その根底にあるのは、事故やヒヤリハットは頻繁に発生していないことから「自分は大丈夫!」との過信になっている部分があります。

 

 まず、「原点回帰講習」を体験させてから左折時走行指導をしてください。 

この過信を払拭させる指導が「原点回帰講習」で、自分自身を知る。自車を知る。体験指導講習です。(写真は7t ミラー死角と自転車の視認 クリックで拡大)

 

▼死角、ミラー死角指導

 ●2t車ドライバー13名の死角ミラー死角の予測と実測結果及び感想がありますので参考にしてください。


≫自分の予測と実際の距離に誤差があることがよく分かった。 

≫実測値が予想より大きいことに驚いた。

≫思いのほか死角の恐ろしさを実感した。 

≫自己の感覚は実際のものと違うことが明確にわかり、知識の重要性を再認識した。 

≫自分の思っている死角の範囲が広いことに少し驚いた。今回はそれがわかってよかった。


▼内輪差指導

 トラックは乗用車と比べて車体の長い分内輪差も大きくなります。

 特に交差点での左折時に乗用車感覚で曲がると後輪が内側へ接近しすぎてガードレール等に接触してしまう恐れがあるため、右に膨らませてから左へ旋回する大回りドライバーをよく見かけます。

大回りの問題点

 上の「左折事故の動画から見る指導ポイント」で説明しましたように、左側端を走行していても大回り左折をしてしまうと、後続単車等に通過できる空間を与えてしまう。

 また右に膨らますことはオバーハングにより車体後部が対向車線や右側車線にはみ出し事故になる恐れもあります。➡ 小回りが原則です。

 これらの行動は、前進時の車両感覚や内輪差を理解していない部分もありますので、先に説明しました前進時の車両感覚と合わせて下記の内輪差指導も実施してみてください。

●内輪差実技指導

停車位置から左に一杯ハンドルを切って左折すればカラーコーンに当たない位置は何処か❓

 § 実技指導条件(下の動画参照)

 カラーコーンは車体から50cm離した①②③のドライバーが左折できると思う地点に置かせて左折させる。

▼内輪差の目安は、ホイールベースの1/3の長さ

 内輪差の見分け方は後輪タイヤからホイールベースの1/3のところです。検証してみてください。

 

▼参考動画(歩行者・自転車向け)


横断歩道手前では、最徐行か一時停止

 参考動画≫ 右のYou Tube投稿動画を見てください。

 


 動画のとおり左ばかり気にしていると、右からの自転車や人に対応できません。

 動画のドライバーが、左ばかり気にしていたのか❓ 右を見たときピラー死角に自転車が入っていたのか❓  等わかりませんが、最徐行かワンクッションおいた一時停止をしておれば事故は防げたのではないでしょうか?

~ 確実な安全確認は停止しての安全確認が一番です。~

 


電動ミラー開閉機能があれば左折時に活用する

 右の動画は、同乗指導講習時に撮影したもので、ドライバーは会社から「左折時左の安全確認時がしにくい場合は左ミラーを開閉させて安全確認をするよう。」指導を受けたことを実践していました。


左折時の事故防止 図Ⓐ~Ⓓの動画による一連指導



図ⒶからⒸに至るまでに左側や交差点付近の状況は握をしておく

 左折する前に交差点手前30mから合図と左側端に寄らなくてはなりませんが、その際左側及び左折交差点の状況をは握しておく必要があります。

 また、前車に続いて左折する場合は前車との車間距離を広めにとって視野を確保することです。

 前車との車間距離が狭いと、前車の急ブレーキに対応できず追突の原因にもなりますので、信号待ちからの発進や渋滞時等での発進もワンクッションおいてから発進してください。・・・参考~ 原点回帰講習内の「車は急に止まらない。」の体験も必要です。


▼参考動画 左折時行動のポイント説明

①交差点手前30mから合図と左側端に寄って徐行

②交差点に至るまでに、交差点及び周辺状況の把握

③追従走行の場合は広めの車間をとり視野の確保

④横断歩道付近では一時停止か最徐行

⑤左と左後方の安全確認とミラー開閉装置の活用

⑥右からの自転車や歩行者の安全確認