ISYS用 課題・解説内容 2

 


 

  管理者の方へ

 課題・解説等をコピーしてお使いください。

 設問は、受講者がwebで検索することを想定して作成しておりますので、実施前に「web検索OK」と伝えていただいた方がいいと思います。また、公開されているweb上のツール等も利用しております。

 

 今後の予定としまして順次事故形態に対応した課題・解説を追加します。また違反等に関する課題も追加していく予定です。

 なお、法律関係は改正等があります。事故形態解答欄の日付時点で確認しておりますが、それ以降に改正になった場合訂正ができてないこともありますので課題提出時に確認をお願いします。


 また、掲載されていない。掲載して欲しい。要望等がありましたら「支援チーム」までご連絡ください。


 

課題項目

 


走行時事故

   

    課題項目

課題概要

設問数




課題内容

 

設問

番号

 課 題 ・ 解説 内 容
進路変更 27.11.19

 

 「進路(車線)変更」とは、どのような行為ですか?説明してください。

 

解説

 

 一般的には、複数の車線があるときに、自分のいる車線から別の車線に移ること

 

 

 三車線道路の真ん中の車線を通行しています。 左右の車線に進路(車線)変更する場合、道路交通法及び道路交通法施行令で規定されてある進路変更に関する条文とその内容

 例 (○○○)道路交通法○○条 ×××××××× なお罰則の記入はいりません。

 

解説

 

(進路の変更の禁止)

道路交通法第26条の2 車両は、みだりにその進路を変更してはならない。

2 車両は、進路を変更した場合にその変更した後の進路と同一の進路を後方から進行してくる車両等の速度又は方向を急に変更させることとなるおそれがあるときは、進路を変更してはならない。

3 車両は、場合において、その車両通行帯が当該車両通行帯を通行している車両の進路の変更の禁止を表示する道路標示によつて区画されているときは、次に掲げる場合を除き、その道路標示をこえて進路を変更してはならない。

一 第40条の規定により道路の左側若しくは右側に寄るとき、又は道路の損壊、道路工事その他の障害のためその通行している車両通行帯を通行することができないとき。

二 第40条の規定に従うため、又は道路の損壊、道路工事その他の障害のため、通行することができなかつた車両通行帯を通行の区分に関する規定に従つて通行しようとするとき。

(罰則 第2項については第120条第1項第2号 第3項については第120条第1項第3号、同条第2項)

 

(合図)

道路交通法第53条 車両(自転車以外の軽車両を除く。次項及び第4項において同じ。)の運転者は、左折し、右折し、転回し、徐行し、停止し、後退し、又は同一方向に進行しながら進路を変えるときは、手、方向指示器又は灯火により合図をし、かつ、これらの行為が終わるまで当該合図を継続しなければならない。

3 前2項の合図を行う時期及び合図の方法について必要な事項は、政令で定める。

《改正》平25法043

4 車両の運転者は、第1項又は第2項に規定する行為を終わつたときは、当該合図をやめなければならないものとし、また、これらの規定に規定する合図に係る行為をしないのにかかわらず、当該合図をしてはならない。

 

(合図の時期及び方法)

道路交通法施行令 第21条 法第53条第1項に規定する合図を行う時期及び合図の方法は、次の表に掲げるとおりとする。

 

合図を行う場合

≫同一方向に進行しながら進路を左方に変えるとき。

≫同一方向に進行しながら進路を右方に変えるとき。

 

合図を行う時期

≫その行為をしようとする時の3秒前のとき。

≫その行為をしようとする時の3秒前のとき。

 

 

 ②で記載した内容を要約して記入してください。

 

解説

 

(進路の変更の禁止)

道路交通法第26条の2

1 車両は、みだりにその進路を変更してはならない。

2 車両は、進路を変更する場合、車線変更先進路を後方から進行してくる車両に急ブレーキ、急ハンドルをとらせるおそれがあるときは、進路を変更してはならない。

3 車両は、車両の進路の変更の禁止を表示する道路標示があるときは、道路標示をこえて進路を変更してはならない。

 

(合図)

道路交通法第53条 

車両は、左折し、右折し、転回し、徐行し、停止し、後退し、又は同一方向に進行しながら進路を変えるときは、手、方向指示器又は灯火により合図をし、かつ、これらの行為が終わるまで当該合図を継続しなければならない。

 

(合図の時期及び方法)

道路交通法施行令 第21条 

同一方向に進行しながら進路を左方また右方に進路を変えるときは、その行為をしようとする時の3秒前に合図を行う。

 

 

 道路交通法第26条の2

「2 車両は、進路を変更した場合にその変更した後の進路と同一の進路を後方から進行してくる車両等の速度又は方向を急に変更させることとなるおそれがあるときは、進路を変更してはならない。」とあります。

このような、後続車が急ブレーキ、急ハンドルしなくてはならない進路変更とはどのような進路(車線)変更か? 2項目に分けて説明してください。

 

解説

 

 ≫合図をせずに進路変更してくる車

 ≫車両の直近で進路変更してくる車

 

 

 あなたが運転する車の前に一台の車Ⓐがあります。

 このⒶがどのような動きをするか?あなたは何で判断しますか?

 答えは、3つです。

 

解説

 

 ブレーキ燈、左右指示器、バック燈

  合図=ブレーキ燈、左右指示器、バック燈 の三つが後続車や他車とのコミュニケーションになります。

 

 

 道路交通法施行令 第21条で進路変更の合図は「その行為をしようとする時の3秒前のとき。」と規定されていますが、なぜ3秒必要なのか説明してください。

 

解説

 

 指示器(合図)は、自分自身が前後や移りたい車線を走行している車に対しての意思表示です。

ポイントは、

○安全に車線変更するには早めの合図で周りの車に意思表示

○走りながら3秒以上点灯してから車を移動する。

○その3秒間の間にルームミラーやサイドミラーや目視で周りの状況を再確認

です。

 

 

 あなたは左側車線に進路(車線)変更しようとしています。

 進路(車線)変更するまでの手順を説明してください。

 

解説

 

 進路変更までの手順

一般的には、

 ❶  目視(前方) ❷  ルームミラー(後方)    ❸  合図 3秒 ❹  ドアミラー

 ❺ 目視(ドアミラーの死角となる横)

 の順で確認。

1  前もっての安全確認が重要

 車線を変えるには、移りたい車線と自分が走行している車線の状況をは握することが重要です。

2  指示器で合図を出して意思表示

 前後や移りたい車線を走行している車に意思表示。

 安全に車線変更するには早めの合図で周りの車に意思表示、走りながら3秒以上点灯してから車を移動してください。

 

追加説明

 進路変更時に事故を起こす人は、合図と同時に車線変更する人が多いので、まず「合図」という下記順番での車線変更を指導してください。

まず、

❶ 「合図」を出す。

車線変更をせず

❷ 目視(前)

❸ルームミラー(後)

❹ ドアミラー(横)

❺ 目視(横)

の安全確認を行って、車線変更

事故惹起者の指導は、車線変更の意思を持ったら、まず「合図」です。

 


 

 進路(車線)変更する際、目視をしなさい言われますが、目視をする理由を説明してください。

 

解説

 

 ドアミラーの死角となる横を自身の目で確認することです。

 

 

 左側車線に進路(車線)変更時、後続車との交通事故(四輪×四輪)が発生した場合の基本過失割合(進路変更した側)を記載してください。

 なお、調べる際Web検索をしてかまいません。ただし、○○%:○○%だけではなく、サイトに掲載されてあるその理由と、URLも記載してください。

 

解説

 

 進路変更車と後続直進車の事故

  直進車:30%、進路変更:70%  ソニー損保 

  http://www.sonysonpo.co.jp/auto/kashitsu/ac02/akst106.html

 車両はみだりに進路を変更してはいけない(道路交通法26条の2・1項)と定められています。また、進路変更後の進路を後方から走る車両等の速度や方向を急に変更させるおそれのあるときには、進路を変更してはいけない(道路交通法26条の2・2項)とも定められています。

 一方、合図などで前方にいる車両の進路変更を予測できるため、後続直進車にも前方をよく見ていなかったことに対する過失があります。

 そのため、直進車:30%、進路変更者:70%が基本過失割合です。

 

 

 今までの課題内容と、あなたが進路変更時の交通事故を起こした状況と照らし合わせて何が欠けていたか述べなさい。

 また、あなたは今後、進路変更する際どのようなことに気を付けて運転しますか?

実践目標を記入してください。

 

解説

 

・事故時、自身の欠けていた部分

 省略しますが、理解していないようでしたらWebテストで理解度を確認してください。

・実践目標

 最低限、「早めの合図」「目視を含む安全確認」がなければ指摘指導してください。

 

管理者の方へ

 進路変更時の交通事故発生報告書を受理する場合は、

 確認ポイント1≫ 進路変更前、サイド・バックミラーで確認したか?

 確認ポイント2≫ 3秒以上方向指示器を出したか?

 確認ポイント3≫ 車線変更する前、目視で安全確認をしたか?

事故者に、このポイントの記入を求め記載させることが、「車線変更時の事故防止」の一つの指導となります。

 詳しくは、「管理者支援ページ」

 ▶「車線(進路)変更時の交通事故(27例) 内容から見た指導方法

 ② 交通事故発生報告書の記載例(安全運転指導の一つとして記載させましょう。)

を参照してください。 

設問

番号

 課 題 ・ 解説 内 容
追 突 27.12.01

 

 追突事故とはどんな事故ですか説明してください。

 また、追突事故のパターンを4つ以上記入してください。

 

解説

 

≫ 追突は、自車の前にある車に「衝突」することです。

≫ パターンとして

①直進走行中、前車が信号や渋滞等で停止した車に追突

②信号停止・渋滞停止からの発進時、前車の急停止による追突

③前車に続いて交差点を右左折時、前車が歩行者等の通行のため停止した際に追突

④車線変更時、車線変更先の前車が信号待ち等により減速・停止した際に追突

等が主パターンで、その他

高速道路の料金所・ETCでの停止、減速による追突、雨や雪でのスリップによる追突

などがあります。

 

 

 追突事故を起こす原因に、「わき見」「動静不注視」「漫然運転」「車間距離不足」「スピードの出しすぎ」などが挙げられますが、「わき見」「動静不注視」「漫然運転」の三点について説明してください。

 

解説

 

漫然運転」とは、

「前をよく見ていなかった」、「運転以外のことを考えていた」、「ぼんやりしていた」などにより、前方への 注意が欠けて危険を見落としたり、発見が遅れて事故を発生させた場合をいいます。

 

わき見運転」とは、

「携帯電話、地図を見ていた」「地図をみていた」前方以外の他のことに気を取られ前方から視線を外して車を運転することです。

 

動静不注視」とは、

 相手車両の存在をあらかじめ認識をしていたものの、いまだそれが事故に結びつく具体的な危険はないものと判断して、相手車両の動静の注視を怠った結果、事故にいたったような場合です。

 

 

 追突事故を起こさないためには「十分な車間距離が必要」と言われます。

「十分な車間距離」とはどういうことですか説明してください。

 

解説

 

 前車が急ブレーキをかけて停まったとしても、前車に追突しない距離のこと。

 

 

「車間距離」と関係しています「停止距離」について説明してください。

 

解説

 

 停止距離とは、ドライバーが危険を感じてブレー キを踏み、ブレーキが実際に効き始めるまでに走行 する距離(空走距離)と、ブレーキが効き始めてから 車が停止するまでの距離(制動距離)を合わせた距離 をいいます。

 

注:空走距離と制動距離を合わせて説明しておらなければ、再度説明させてください。

 

 

 空走距離+制動距離が停止距離ですが、空走距離について説明してください。

 

解説

 

 空走距離は、

 ≫運転者が危険を感じて急ブレーキが必要と判断した時点から

 ≫アクセルペダルから足を動かし(反射時間)

 ≫ブレーキペダルに足を乗せ(踏替え時間)

 ≫これを踏み込んでブレーキが効き始める(踏込み時間)

時点までの距離で、危険に感じてから制動措置を取るまでに要する時間を「反応時間(空走時間)」といいます。

 

 

 空走距離=空走時間=反応時間ですが、あなたの反応(反射)時間はどれくらいか?

 下記のサイトで平均反応時間を調査し解答してください。

反応時間測定&停止距離計算」ツール

または、

信号反応テストで検索か http://fukuno.jig.jp/app/signaltest/ 

PC、スマホに対応していますので、アクセスして平均反応時間を回答してください。

 また、スマホの場合、他の無料アプリを利用してもかまいません。ただし反応時間がわかるアプリを利用してください。

 例・・・ iPhoneの場合 Reaction Speed Trainer

 

 ➤右の【反応時間測定&停止距離計算を使う】ボタンをクリックすると測定・計算ができます。

▼または、

右のQRコ一ドをスマ一卜フオンで読み取る

画面下方にある「スタート」を押す

信号機に表示される色と同じ色のコントロ一ラ-をタップする(押す) 

※表示されてから「1.5秒間何もしない」「間違った」場合はエラ一としてカウントされます。

❷の動作を10回繰り返した後、結果を確認する。

※摩擦係数や自動車速度は変更できるため、色々と試すことができます。

※設定は、5kmと40kmにしていますが、速度変更して再計算ボタンをクリック

QRコードの画像をコピーして資料に貼り付けてスマホで読み取れば体験できます。



信号反応テスト

 キーボードのFJまたはタップでペダルを操作します。

 アクセルを踏んだ状態でスタート光る信号に応じて、下記の反応を素早くしましょう。

青信号:アクセルを踏んだままにする

黄信号:アクセルを離す

赤信号:アクセルを離してブレーキを踏み続ける

 

※参考、運転適性検査器材によるデータ(50回)反応時間平均10代0.50秒、70代0.63秒正答率 30代96.0%、50代94.0%、60代93.0%、70代91.6%

 

http://fukuno.jig.jp/app/signaltest/

福野泰介の一日一創 

 


解説

 

支援チーム

 追突事故について理解するためには受講者自身の「反応(反射)時間」を知ってもらい意識してもらう必要があります。

参考」支援ページ

⑬ 追突しないための体験型指導方法①(基礎編 ツール・アプリを使った空走時間体験等)をご覧ください。

 

注:受講者各人の反応時間を記録しておいてください。

  一般的には、0.75秒といわれいます。

 

 ⑦

 

 あなたの反応時間 0.??秒 がわかったと思いますので、次のツールを使って下記①~⑤の速度に対応した停止距離(空走距離+制動距離)を算出して記載してください。

① 4km/h(人の歩く速度)② 10km/h(徐行速度)③ 20km/h ④ 40km/h ⑤ 60km/h

回答内容は、自身の空走時間0.××秒

  例 4km/h~ 空走距離 ××m   制動距離 ××m   停止距離 ××m

▼入力内容

●速度~ 4~60km/h

●摩擦係数~ 0.8: 乾燥路面(タイヤ良好)

●反応時間(秒)~ あなたの反応時間

を入力したのちスタート(Start)を押せば空走距離等が下記に表示されますので、それを記録して回答してください。(注; 結果は以後の設問に使用しますので保存しておいてください。)

リンク先

■ 車の数学(22):車の停止距離の計算(JavaScript版)

http://k-ichikawa.blog.enjoy.jp/etc/HP/js/CarStop/cst.html 

 

⑦解説

 

 この設問は、自身の反応時間でどれだけの

空走距離、制動距離が出るかを分ってもらうためのものです。

 

 このツールは以後の脇見時間の設問にも利用します。

 

 


 

 反応時間・空走距離の設問です。 

▼あなたは国道を時速40kmで走行しています。

≫ 前車との車間距離は10m

≫ 前車もあなたの車と能等すべて同じ、乾燥路面、タイヤ良好

前車が急ブレーキを掛け停止し、それを見て、あなたは急ブレーキを掛け停止しました。その場合、停止したあなたの車と前車との車間距離はどれぐらいですか算出してください。

 反応時間は、設問⑦で使用したあなたの反応時間での空走距離、制動距離をもとに計算してください。

 

解説

 

●反応時間0.75秒の場合、・空走距離 8.33m ・制動距離 7.87m 停止距離 16.21m

です。

●正解は、停止した前車と自車との車間距離は1.67mです。

・前車の制動燈(ブレーキ燈)を見てブレーキを掛けるわけですから、空走距離が発生します。反応(空走)時間0.75秒ですから空走距離は8.33mとなり

 車間距離10m - 空走距離8.33m = 1.67m となります。

 

 ★この答えが出来ない受講者は、⑥⑦の設問を正解が出るまで何回もさせてください。

 この意味が理解できないことは「車間距離をとる」意味が理解できません。

  車は急に止まらない。人が運転する限り空走時間・距離は存在する。

 ことを理解させるためです。

 

 

 反応時間・空走距離の二つ目の設問です。

 人の瞬きは一回につき 0.3秒 かかるといわれています。

 では、設問⑧の条件で、あなたの反応時間に0.3秒を加算して前車との車間距離を算出してください。算出ツールは前回と同じ

リンク先

■ 車の数学(22):車の停止距離の計算(JavaScript版)

http://k-ichikawa.blog.enjoy.jp/etc/HP/js/CarStop/cst.html

を使用してください。

 

【設問⑦の内容】

 ▼あなたは国道を時速40kmで走行しています。

≫ 前車との車間距離は10m

≫ 前車もあなたの車と能等すべて同じ、乾燥路面、タイヤ良好

前車が急ブレーキを掛け停止し、それを見て、あなたは急ブレーキを掛け停止しました。その場合、停止したあなたの車と前車との車間距離はどれぐらいですか算出してください。

 反応時間は、設問⑦で使用したあなたの反応時間での空走距離、制動距離をもとに計算してください。 

 

解説

 

●反応時間0.75秒の場合に瞬き0.3秒を加算すると、 反応時間1.05秒

 時速40km➡ ・空走距離 11.67m ・制動距離 7.87m 停止距離 19.54m

となります。

●正解は、停止した前車と自車との車間距離は-1.67m追突事故となります

 車間距離10m - 空走距離11.67m = -1.67m (追突)となります。

 

 このように瞬きの0.3秒は時速40kmの場合、瞬きすると3.34m空走距離が延び、停止距離も長くなることを理解させてください。

 

 【支援チーム

 追突事故惹起者の人には、設問⑥の反応時間測定時に、

簡単な計算(6+13等)問題をさせながらの反応時間測定をし、その反応時間を基に空走距離と停止距離を算出させるのも意識づけにつながります。

 

 

  反応時間・空走距離の三つ目の設問です。

 あなたの反応時間に設問⑨の瞬き0.3を加えた反応時間で、

①   4km/h   ② 10km/h     ③ 20km/h    ④ 30km/h    ⑤ 40km/h   ⑥ 50km/h  ⑦ 60km/h

停止距離(空走距離+制動距離)を算出してください。

 更に、空走距離の後ろに()付け、()内にあなたの反応時間に対する空走距離を記載してください。

回答内容は、過去の設問記録または下記ツールを使って

  例 4km/h~ 空走距離 ××m (××m)  制動距離 ××m   停止距離 ××m

 で、速度~ 4~60km/hの7個

条件は、

●摩擦係数~ 0.8: 乾燥路面(タイヤ良好)

●反応時間(秒)~あなたの反応時間+瞬き0.3秒と、あなたの反応時間に対する空走距離

注; 結果は以後の設問に使用しますので保存しておいてください。)

 

リンク先

■ 車の数学(22):車の停止距離の計算(JavaScript版)

 http://k-ichikawa.blog.enjoy.jp/etc/HP/js/CarStop/cst.html

 

解説

 

 一般的な反応時間0.75秒に瞬き0.3秒を加えて算出すると、

 ■瞬き0.3秒を加えた  1.05秒  の場合 ()内は0.75秒の空走距離

 ①   4km/h     1.17m (  0.83m) +   0.08m =    1.25m

 ② 10km/h     2.92m (  2.08m) +   0.49m =    3.41m

 ③ 20km/h     5.83m (  4.17m) +   1.97m =    7.80m

 ④ 30km/h     8.75m (  6.25m) +   4.43m =  13.18m

 ⑤ 40km/h   11.67m (  8.33m) +   7.87m =  19.54m

 ⑥ 50km/h   14.58m   (10.42m) +  12.30m =  26.89m

 ⑦ 60km/h   17.50m (12.50m)+  17.72m =  35.22m

となります。

 このことは、瞬きだけで1.4倍も空走距離が延びることがわかります。

 また、設問の反応時間は指での反応テストです。これが足のブレーキ操作となると、また反応時間が若干延びるのです。このことも受講者に伝えておくことも必要です。

 これは、出会い頭等の事故にも関係してきますが、場面によってはブレーキ操作の

 ○アクセルからブレーキの「踏み替え」 を ○ブレーキに足をかける「構え」

という危険予知の運転行動と連動します。

 

 

 「適正車間距離」という言葉を耳にすることがありますが、下記速度の適正車間距離を記入してください。

 ① 30km/h  ② 40km/h  ③ 50km/h  ④ 60km/h

 

解説

 

  30km/h~60km/hの場合の車間距離は通常、時速から15を引いた数字以上が必要だといわれています。

① 30km/h-15=15m  ② 40km/h-15 =25m ③ 50km/h-15=35m ④ 60km/h-15=45m

となります。 

  設問⑥~⑩の計算は、路面及びタイヤとも良好な状態での計算です。

 一般的な30Km/h~60km/hの停止距離は、

 速度 空走距離 制動距離 停止距離 適正車間距離

 30km    8m +   6m = 14m    15m

 40km  11m + 11m = 22m          25m

 50km  14m + 18m = 32m          35m

 60km  17m + 27m = 44m          45m   

と言われています。

 高速道路では、100km/hでは約100m、80km/hでは約80mと車間距離は速度と同じくらいの数字が必要になります。

 

 

 追突事故の原因となる脇見について

 脇見には「見る脇見」と「意識の脇見」があります。

 この二つの意味の説明と運転中のどのような行為か説明してください。

 

解説

 

●「見る脇見」とは、

 ドライバーの目(視線)が前方から離れることを意味します。

 運転中に地図やカーナビに目を向ける。携帯電話やスマホのメールの内容を見ることです。

●「意識の脇見」とは、「ドライバーの心が前方から離れる」ことで、自分が興味や関心を持つことに気をとられ「見えているが見ていない」ことにより危険に対しての反応が遅れることです。

 運転中では、携帯電話での通話が代表的な例です。

 これは、ハンズフリーでもいえることで、通話の内容に意識が向くと前方の状況は「見えてはいるが、意識をもって見ていないため反応が遅れる」ことです。

 

 

 下記のURLは、米運輸省高速道路交通安全局の啓発「運転中のメール送受信の危険性を訴えるCM」です。クリックしてユーチープの映像を見てください。現在、非公開になっていますので、下の写真から判断してください。

 >https://www.youtube.com/watch?v=6oeCUM2Alaw

① 運転者は何秒間スマホ画面を見ていますか?

② その秒数で時速40km場合の空走距離、制動距離、停止距離を算出してください。

 

▼停止距離計算リンク先

■ 車の数学(22):車の停止距離の計算(JavaScript版)

>http://www400.jimdo.com/app/s5b00f31ff039dd4c/p9aefb90565431d9e/?cmsEdit=1 

 

解説

 

スマホへの脇見は、4秒間です。

▼速度40kmでの

 空走距離 44.44m + 制動距離 7.87m = 停止距離 52.32m

となります。

 反応時間 0.75秒の空走距離は、8.33m と5倍以上の距離です。

【支援チーム】

    ▼下記写真は設問の映像の一部です。

  携帯の画面を見始めたのが10秒の位置

  事故直前が14秒 ということは4秒間わき見をしたということになります。

 ●時速40kmの場合、44mも前方の確認しない状態で進んだということです。

 回答は、3秒でも5秒でもかまいません。日頃の運転行動への警鐘です。

★先に説明しましたwebサイトのツールを使って地図を見た場合の反応時間、携帯のメールを見た場合の反応時間等を組み入れれば意識づけの講習が出来ます。 

 

 

 下記の①~⑥に6つの弊害を掲載していますが、設問の下の説明を読んで( )に妥当と思う語句を記入してください。


①(    )が2倍になると(   )は4倍!

 衝撃は速度の2乗に比例して大きくなる!時速60キロで衝突した場合の衝撃力=ビルの5階から落ちた場合と同じ程度の衝撃力!


②(    )が2倍になると(    )は4倍!

 制動距離は、速度の2乗に比例して長くなる!停止距離=空走距離(ブレーキを踏み、ブレーキが実際にきき始めるまでの距離)+制動距離(ブレーキがきき始めてから車が停止するまでの距離)


③(    )が2倍になると(   )は4倍!

 遠心力は、速度の2乗に比例して大きくなる!自動車がカーブを回ろうとするときは、自動車に遠心力が働き、自動車はカーブの外側にすべり出す!


④(    )が2倍になると(   )は狭くなる!

 時速40キロで視野は静止状態の2分の1に低下!

 視野=視力0.1以上の範囲 静止状態で200度 時速40キロで100度!


⑤(       )で(   )無駄遣い!

 10回の急発進で約170cc燃料を無駄遣い!年間約8,300円の無駄遣い!

 10回の急加速で約110cc燃料を無駄遣い!年間約5,400円の無駄遣い!

 (ガソリン134円/㍑(税込)として計算)


⑥(    )が早いと(   )も擦り減る!

 スピードが速いと、タイヤの交換周期も早くなる!

 

解説


 設問はスピードの6つの弊害について説明したものです。

 スピードを出し過ぎると様々な弊害が生じ、追突事故の要因ともなりますので、意識してもらうための設問です。


①(スピード)が2倍になると(衝撃)は4倍!

 衝撃は速度の2乗に比例して大きくなる!時速60キロで衝突した場合の衝撃力=ビルの5階から落ちた場合と同じ程度の衝撃力!


②(スピード)が2倍になると(制動距離)は4倍!

 制動距離は、速度の2乗に比例して長くなる!停止距離=空走距離(ブレーキを踏み、ブレーキが実際にきき始めるまでの距離)+制動距離(ブレーキがきき始めてから車が停止するまでの距離)


③(スピード)が2倍になると(遠心力)は4倍!

 遠心力は、速度の2乗に比例して大きくなる!自動車がカーブを回ろうとするときは、自動車に遠心力が働き、自動車はカーブの外側にすべり出す!


④(スピード)が2倍になると(視野)は狭くなる!

 時速40キロで視野は静止状態の2分の1に低下!

 視野=視力0.1以上の範囲 静止状態で200度 時速40キロで100度!


⑤(急発進・急加速)で(燃料)無駄遣い!

 10回の急発進で約170cc燃料を無駄遣い!年間約8,300円の無駄遣い!

 10回の急加速で約110cc燃料を無駄遣い!年間約5,400円の無駄遣い!

(ガソリン134円/㍑(税込)として計算)


⑥(スピード)が早いと(タイヤ)も擦り減る!

 スピードが速いと、タイヤの交換周期も早くなる!

 また、ブレーキパットの交換周期も早くなります。 

 

 

 下記の交通事故発生内容は発進時追突の18事例です。

 各事例の前に、1≫○○ 2≫○○と番号で区分けしてあります。この区分けされた追突事故の内容を読んで何が主な原因であるか説明してください。

 

事例

1≫渋滞中、隣の車が動き出したのを見て、進んだのと勘違いをして前方車輌に追突

1≫信号が青になり発進したが、前方に居たバイクが右折する為停止しているのに気付かず接触

1≫赤信号で停車し、信号が変わったために発進したが前方の店舗に目をとられ前車の停止に気が付かず衝突

1≫渋滞中の交差点にて信号が青に変わり進行したが前車が進行しなかったため追突した。

1≫交差点で青信号で発進した時、前方の車(相手方)の停止に気付づくのが遅れて追突した。

1≫赤信号で停車し、信号が青に変わり見切り発進をしたため前車に衝突した。

1≫交差点右折車線で信号待ちをしていた時に前方不注意で前車が発進したと思い発進したところ衝突。

1≫交差点での信号待ち、先頭車両ばかり見ており、自車前方車両の確認が甘かった。

1≫赤信号で停車中に鞄の中身を確認していたところ、前車が発進したと勘違いし衝突した。

1≫赤信号で停車中に地図を見ていたために前の車が発車したと勘違いし衝突した。

1≫赤信号待ちで停車中に足元の書類を拾っており、周りの車が動き出し見切り発進したために停車中前車へ衝突。

 

2≫停車中にブレーキを踏むのが甘くなり追突

2≫信号待ちをしていた所、眠気でブレーキペダルから足がはずれ前方で信号待ちをしていた車両に追突した。

2≫信号待ちをした際に車内で書類を見ていて、ブレーキを踏んでいたがふみがあまく車が前進し、あわててブレーキを踏んだつもりがアクセルを踏んでしまい前方の車輌にぶっかった。

2≫信号待ちをしていた所、眠気でブレーキペダルから足がはずれ前方で信号待ちをしていた車両に追突した。

2≫国道を進行中、赤信号の為停車。一旦車は停まったがブレーキのふみがあまく、前進してしまい前の車両に接触した。

2≫信号待ちの際、ブレーキの踏み込みが甘く、自車が動き出した。直ぐに気付いてブレーキを踏んだが間に合わず前車に衝突

2≫赤信号で停車中にブレーキを踏んでいた足が滑り、アクセルを踏んだため前車へ衝突した。

 

 ⑮

解説


 1は、「わき見」「動静不注視」「漫然運転」で発進したことが主な原因で追突事故になっています。


2は、「わき見」「動静不注視」「漫然運転」+「運転操作不適」で追突しています。

「運転操作不適」は内容を読んでいただけばわかりますように、ブレーキからアクセルを滑らせたり、ゆるんだり、踏み間違って事故になっています。

 右グラフの発進追突21事例を分析しますと、ブレーキ操作不適が約1/4の発生となっています。 

 この防止方法は、次の⑯の設問とします。



 

  設問⑮2の発進追突は、「わき見」「動静不注視」「漫然運転」+「運転操作不適」で追突していますが、運転操作不適」について、どのよう操作をすればこの事故を防げるでしょうか?。防止方法を考えてください。


【再掲】

2≫停車中にブレーキを踏むのが甘くなり追突

2≫信号待ちをしていた所、眠気でブレーキペダルから足がはずれ前方で信号待ちをしていた車両に追突した。

2≫信号待ちをした際に車内で書類を見ていて、ブレーキを踏んでいたがふみがあまく車が前進し、あわててブレーキを踏んだつもりがアクセルを踏んでしまい前方の車輌にぶっかった。

2≫信号待ちをしていた所、眠気でブレーキペダルから足がはずれ前方で信号待ちをしていた車両に追突した。

2≫国道を進行中、赤信号の為停車。一旦車は停まったがブレーキのふみがあまく、前進してしまい前の車両に接触した。

2≫信号待ちの際、ブレーキの踏み込みが甘く、自車が動き出した。直ぐに気付いてブレーキを踏んだが間に合わず前車に衝突

2≫赤信号で停車中にブレーキを踏んでいた足が滑り、アクセルを踏んだため前車へ衝突した。

 

 ⑯

解説

 

 信号待ち、渋滞中停車したら、チェンジをNレンジに入れることです。右の画像➡

 停車時、Nレンジにしてブレーキを踏んでおけば、何らかの状況でブレーキから足を滑らせても、坂道以外は車は進みません。目的は、

■誤発進操作を軽減させる。

■発進時のチェンジ操作にかかる時間を得る。

ためです。

 

 この操作に慣れてくるとドライバーは、

■「余裕のある発進」ができるようになり、

■発進時、前車との車間距離が広がることで、良好な視野が確保でき前車の急な動きに安全な対応できるようになります。 

 

 【支援チーム

 この操作は日々の運転時、意識をもって実践しないと身につきません。


 

 信号待ち等での停車時、誤操作防止のためチェンジをNにするのと、もう二つ発進追突を起こさないための運転行動があります。それはどのような行動ですか。


解説


1 停車時、前車との車間距離を4~5mの車間距離を空けて停止する。

2 前車動き出してからNからDレンジにチェンジし発進する。

ことです。


1と2を行うことで、

≫前車の発進後の急ブレーキに対応するため(追突回避

≫視界が良くなり飛び出し等に対応できやすくなる。(視界確保

≫信号待ち、渋滞時は後続車の追突により玉突き事故になることがよくあるため、車間距離を少しでも広く確保しておけば追突の連鎖を防ぐことができます。(追突の連鎖防止

で、この行動を身につけておけば、交差点での右左折時、料金所等での追突事故の発生確率を低くすることができます。

支援チーム

  実技講習受講者を見ていますと、「停車時、前車との車間距離の短い人は、走行時も車間距離が短い。」のです。 社員の車に同乗した際は、停車時のNレンジと前車との車間距離等をチェックし指導してください。


 

 

解説