バック事故防止の指導方法と対策


 

バック事故防止の指導方法と対策

 

 バック事故防止の指導は、まず、当ホームページ「バック事故防止講習」及び「バック事故講習の必要性」等でも掲載しておりますので参考にしください。 

 


 安全運転管理者・運行管理者のための実務月刊誌

 月刊 「自動車管理」3月号 に、安全運転管理支援チームの実技講習 ■「原点回帰講習」■「バック事故防止講習」が紹介されました。 



■バック事故を考える

 業務中の交通事故防止を考えた場合、右グラフのとおりバック事故対策を抜きには考えられません。

 私どもに「バック事故防止講習」を依頼される企業様は、人身事故は無いんだけど、バック事故が50%近く占めている。”と悩んで相談に来られます。

 

 業務中のバック事故を分析すると、

≫大半が駐車場内で発生

≫バックでの車庫入れ、バックでの出が80%占めている。

≫ポールや柱への衝突が約50%

となっています。



▼ 参考動画 (ドライブレコダー撮影映像)

 JAF MATE社「ドラドラ動画」の中にはバックに関するドライブレーダーで撮影した動画があります。 参考までに


バック駐車(悪い例) 

右のバック駐車動画を見て、指導点を考えてみてください。

 

 

▼解説

⑧-3  「バック事故防止講習の必要性Ⅱ」内

継続した「見る指導」が事故抑止につながるⅡをご覧ください。

       


■バック事故の原因は、すべてドライバーの障害物等の見落とし!(発生報告書からの検証)

 

▼バック事故発生報告書10例

● 駐車場にてバック中に後方確認不足により後ろに停車中のトラックに衝突した。

● 駐車スペースにブロックがあり後方確認の為、ドアを開け確認しながらバックしたら、ドアの下にもブロックがあり扉を擦った。

● 駐車スペースにバック駐車する際に後方確認を怠り、敷地内の木に接触した。

● トラックヤードで積載する際、車をバックしたらバックバンパーに当たる衝撃が強かった為バンパーが外れた。

● 顧客駐車場にバックで駐車中、後方の木の枝に衝突しライトが破損した。

● バック駐車する際、周りに他の車両が無かったためスピードを減速せずにバックしたところ植え込みの木に激突

● 後退時、向かい合って駐車していた後方車両を見落とし後退したため衝突してしまった。

● 得意先駐車場にてバックで駐車中に後方のポールを見落とし衝突した。

● 携帯が鳴ったため横に寄せ停めようとしてハンドルを切りながらバックしたところ駐車場の支柱に衝突した。

● バックで駐車する際、左後方にあった原付に接触し、原付が横転してミラーが破損、当車も左後部のライトを破損しました。

 

 

見落とし=死角の存在➡ 意識していない

 

 では、どのように指導するか?

 ■バック時の基本は、

 ≫ 見えない死角を事前に見る。

 ≫ 停まる。確認する。やり直す。

ということになります。



█ 衝突部位を見れば原因と指導方法がわかる。

 衝突部位から見た分析と指導方法で貨物車用と乗用車用の二種類があります。

なお「バック事故分析&指導ツール」は無償公開ですのでバック事故でお悩みでしたら使ってください。

バック事故の分析にご利用ください。



 

■バック時の基本を理解させるために、まず「原点回帰講習」を実施してください。

  基本があってこそ、「見えない死角を事前に見る。」「停まる。確認する。やり直す。」の意味が理解できます。また、

 ➤低速であっても車は急に止まらないこと。自身の車両感覚は曖昧であること。

を理解させる必要があります。

 原点回帰講習は、「▼ 交通事故対策に悩んだら「原点回帰」の体験型講習を!」をご覧ください。 

 【原点回帰講習】

 車は急に止まらない。体験~バック時の急制動~

 20歳代 反応時間(指操作) 0.61秒 

 ≫ 時速6km/h  計算上の停止距離 1.22m

   (空走距離 1.02m + 制動距離 0.2m) 

 ◆ 体験講習 時速6km/h での停止距離は、

  ≫ 踏み替え時➡  1.12m

 ◆ 体験講習 時速7km/h での停止距離は、

  ≫ 構え時➡  0.79m


~ たかが79cmしかし、79cm車が移動した衝撃度の被害はどうでしょうか?~


実技指導前に使う意識付けツール

 原点回帰講習用反応時間測定&停止距離計算」ツールを使って「車は急に止まらない。」ことを意識付けできます。(バック、追突、交差点事故等…)

・・・事前検証と実技体験で効果のある意識付けを・・・

~ PC、スマホで反応時間測定と停止距離計算が一画面でできます。~


■ 死角を意識づける実技指導



▼「ブルッカレコード(切り返し訓練)」 を取り入れた死角意識づけ講習

 「ブルッカレコード」は、切り返しの訓練と言われていますが、死角を意識づける一つの方法でもあります。

 この講習をすると、★実施者の運転技量、性格また見落とし箇所等ががわかります。

 図を見て、自分が切り返しをしたのち安全に脱出するまでを想像してみてください。

  まず、 

円に入る前の①地点での場所の確認(円の直径、右からか?左からか?、車の位置取り等)

円内での切り返しは、自分が運転する車両の感覚と死角を知っておかないと、スムーズな動きができない。

バック時や前進時、カラーコーンはすぐ死角で見えなくなり危険性を感じる。

 など死角を意識することができます。


ブルッカレコードの実施 

  下の動画は、平成28年9月22日大阪香里自動車教習所主催の「第24回ワンデースクール」時に実施しましたタイムトライアルのブルッカレコード競技の動画です。

参考にしてください。

 

講習ノートを活用してください。


「講習のポイント」~ 集団実技講習に効果的です。

講習の順番

 講習は、「ブルッカレコード」と、「原点回帰講習」または「死角、車両感覚」の2ヶ所を設けると効果があります。

ブルッカレコード」➡ 原点回帰講習または死角、車両感覚講習➡ 「ブルッカレコード」➡ 車庫入れ講習等の順で

◆ 最初の「ブルッカレコード」は、円に前方から進入し、切り返しによって前方から脱出する。

 タイムトライアル競技とだけ言って、カラーコーンに接触しても最後まで実施させてくだい。    

◆ 指導者は、見るだけでなく、実施者の「講習ノート」P3、4の「ピラーの死角」「車両感覚」のページの自動車の図(右上図)に、当たった個所に×を入れて受講者に渡してください。(×は、死角、見落とし箇所)

◆ 図「ブルッカレコード」の出口のカラーコーンに注意してください。

 ➡ 受講者は、今まで、バック、切り返し等の緊張から解放される気持ちから 確認を怠り、出口のカラーコーンに接触することが多いです。

    これは、前進時の車庫出の際の事故と直結していますので、接触した者に対しては、原点回帰講習または死角講習時に再指導してください。

  ~ 死角、車両感覚は「原点回帰講習」を参考にしてください。 

2回目の「ブルッカレコード」

 2回目は、時間がかかっても、接触しないで脱出するよう指導してください。(意識させることが重要です。)

 1回目で「停まる」  「確認する」  「やり直す」  ことの必要性を理解したと思いますので、2回目は実践する講習です。

 ~タイムではなく、事故を起こさないドライバーが本当に運転が上手なドライバーであることを指導してください!

 

▼新入社員のバック駐車指導



 新入社員が苦手としているバック駐車方法・誘導方法をわかりやすく説明した動画です。

 バック駐車時の車の誘導は、基本をマスターしておけば後は応用で対処できます。

 同動画を参考に管理者の方が指導する場合

「バック事故」実技講習ノートを使用し、記録させれば、受講者のウイークポイントがよくわかります。 指導の参考にしてください。

 解説内容は下のボタンをクリック

バック事故防止と車の誘導を兼ねた動画です。



【その他】~ 「バック事故」実技講習ノートを使用した実技指導

 指導方法の詳細は、下記マニュアルまたは「関連項目内容」を参考にしてください。

≫「バック事故」 実技講習ノート指導マニュアル

「バック事故」 実技講習ノート指導マニュアル no2(事故多発者、新任者用、対策を含む)

の二種類で指導方法を掲載しておりますが、同マニュアルをダウンロードするためには、 

恐れいりますが、

≫「バック事故防止講習ノート」をシンク出版株式会社を通じて10冊以上購入されるか、

≫当方の「バック事故防止講習」を依頼され実施した企業様には、パスワードをお渡ししております。


 バック事故防止実技講習の依頼は、「指導者」「社員」「車種(普通車、貨物)」に対応し、基本は訪問指導で、皆さんが日頃運転されている車を使用しての講習となります。

また、講習ノートは下記の「バック事故」講習ノートを使用し、トラック等の場合は別途「講習ノート」を作成します。


▼指導者講習


▼集団講習




▼初心者・事故惹起者講習




香里自動車教習所 安全運転管理支援チーム

 ℡ 072-831-0668 fax 072-834-0067