バック事故を防ぐ

バック駐車行動と原点回帰講習

 

~ 行動と理由・根拠から考えてみる ~



このページは、当支援チームが実技講習実施前に行っていますバック駐車時の安全度テスト

を通じて、原点回帰講習がなぜ必要かを説明します。


 

私どもが応対する管理者の方は「大きな事故はほとんどないが、バック事故が減らない。」との話をよく聞きます。

 

バック事故のほとんどは、ドライバーの不注意によって発生し、バック事故を起こすドライバーは「見ていなかった。」「電柱があるのは知っていたが右側に注意がいってしまった。」等、不注意の言葉で済まそうとします。 

不注意」・・・つまり注意していなかった、注意が足りなかったということで、

また「注意」とは・・・心を集中させて気をつけることです。

この「注意」に目を向けさすには、日頃何げない行動を何で? なぜ? をドライバー自身に考えさせ、その内容を検証や見極めなど体感型の実技講習から理解してもらうことが必要だと支援チームは考えています。

 

 その第一歩として

下記に「 ▌バック駐車時の安全度テスト」がありますので一度試して見てください。

行動」がバック時の指導ポイントで、「理由・根拠」が原点回帰講習の実技内容となります。

 

▌バック駐車時の安全度テスト  ~ あなたの行動と認識は? ~

乗用車
乗用車
貨物車
貨物車

 バック事故を防止するには、図の①~④の4つのポイント地点での行動を意識し実践する必要があります。(図は左バック駐車となります。)

 

左バック駐車時、図①~④地点での 

➤「行動」をア~エから また ➤「理由・根拠」をA~Dから選んでチェックを入れてください。


 バック駐車行動

 

  二段階停止 最後は2~3m手前で停止 

 

  停止して駐車スペースの確認 

 

  安全確認してからバック 

 

   切り返して真っ直ぐバック 

ック駐車行動の理由・根拠

 

A 見えなくなる死角を事前に見る。

 車は急に止まらない。

C 自身の車両感覚は曖昧

   ・バックは真っ直ぐバックが基本

   ・左右の衝突リスクを無くす。

 ・見落としを補う。

   ・最後の安全確認・損傷の軽減



バック駐車行動の選択▼✅をつけてください。

ポイント①
ポイント②
ポイント③
ポイント④
乗用車
乗用車
貨物車
貨物車

理由・根拠の選択

▼✅をつけてください。

ポイント①
ポイント②
ポイント③
ポイント④

バック駐車①~④の行動

バック駐車①~④行動をする理由・根拠



結果はどうでしたか?

 

バック事故報告書の内容から考えてみましょう。

 

 報告書に、バック事故時の行動と、衝突部位、衝突物があれば、おおよその原因と指導ポイントがわかります。


▼バック事故時の状況

 

 自社駐車場で転回するときバックモニターを見ているが今回は気の緩みもありバックモニター後方確認せずバックしセンターのドア扉のガラスを破損

 

 自社駐車場からバックで出ようとしたところ停車していた車に気づくのが遅れ、自車後部左角が相手車両の左側面前に衝突

 

 自社駐車場内で車を移動させようとバックした際、ハッチバックを開けていたレンタル中の車に気がつかず後方確認不足のため接触

 

 自社前でバックで道路から駐車場に入る際、駐車場入り口の鉄柱に後部左角を衝突

 

 自社駐車場にバック駐車する際、高さ確認を怠ったた車両右上が自社建物の軒に衝突 

 行  動

 

 

移動中

(バック) 

 

 

 

車庫出

(バック) 

 

 

移動中

(バック)

  

 

道路から

バック進入

 

車庫入

(バック)

 

衝突部位

 

 

後部左角

 

 

 

 

後部左角

 

 

 

後部左角

 

 

 

後部左角

 

 

上部

 

衝突物

 

 

家屋等

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

信号・街灯・柱等

 

家屋等

 



 バック事故報告書の内容を見ると、ほとんどのドライバーは一連の流れにのった行動で、

  見たつもりの安全確認だろうという先入観 

 ▼ポイント❶                            ▼ポイント❷

「停止して駐車場所・スペースの確認」 「安全確認してからバックする。」

 

 ▼ポイント❸                            ▼ポイント❹ 

「切り返して真っ直ぐバックする。」     「2~3m停止し安全確認をする。

 

を意識せずに行動した結果となっています。

▌衝突部位の約70%が後部であり、真後ろが約50%を占めていることからも明らかです。


これら4つのポイントでの行動を習慣化させるには、下記図の行動を

❶ 何で! なぜ? の理由と根拠を体感させる。

❷ 事業所ぐるみで実践

  → 特に指導者・幹部は日頃から❶~❹を実践している後ろ姿を見せる。

ことが重要なポイントとなります。

 


 ▼図にすると

乗用車

 

の①~④が駐車時の行動

 

内が理由・根拠

となり、バック事故防止の原点回帰講習内容となります。

乗用車の場合
乗用車の場合

貨物車(トラック) 

の場合も同じ

です。

の①~④が駐車時の行動

 

内が理由・根拠

となり、バック事故防止の原点回帰講習内容となりま

す。

注:貨物車の場合は、下だけではなく高所部分も含まれます。

  貨物車の場合
  貨物車の場合


 ▼写真では

死角検証 ⇒
死角検証 ⇒
見えなくなる死角部分を事前に見る
見えなくなる死角部分を事前に見る

ミラーを使っての車両感覚 ⇒
ミラーを使っての車両感覚 ⇒
目視による車両感覚  ⇔ 曖昧と認めることが必要
目視による車両感覚 ⇔ 曖昧と認めることが必要

上段⇒ 座学での認識度とスマホでの検証結果     下段⇒ 実技検証結果
上段⇒ 座学での認識度とスマホでの検証結果     下段⇒ 実技検証結果
発進時の急制動体験 ⇔ 車は急に止まらない。
発進時の急制動体験 ⇔ 車は急に止まらない。

▼4つのポイントを意識したバック駐車

停止して駐車場所の確認⇒ 見えなくなる死角を事前に見る
停止して駐車場所の確認⇒ 見えなくなる死角を事前に見る
安全確認してからバック⇒ 車は急に止まらない
安全確認してからバック⇒ 車は急に止まらない
切り返しをして真っ直ぐバック⇒ 自身の車両感覚は曖昧
切り返しをして真っ直ぐバック⇒ 自身の車両感覚は曖昧
二段階停止し安全確認⇒ 最後の安全確認
二段階停止し安全確認⇒ 最後の安全確認


▼ 原点回帰講習に含まれる上記以外の実技講習内容

乗用車の場合

➤ 左側端感覚

➤ 信号待ち・渋滞時の前車との車間距離

➤ 内輪差、外輪差(要望により)

➤ バックモニター視認範囲と距離検証

  (訪問講習時、持ち込み車両)

貨物車の場合

➤ 左側端感覚

➤ 死角⇒ 高所障害物死角

➤ 内輪差・外輪差

➤ 信号待ち・渋滞時の前車との車間距離

➤ バックモニター視認範囲と距離検証

  (訪問講習時)


原点回帰講習等に関するお問合せは、

 大阪香里自動車教習所 安全運転管理支援チーム

       電話 072-831-0668

    大阪府寝屋川市木屋町13-5

 まで、ご連絡ください。