ISYS用 課題・解説内容 2
管理者の方へ
課題・解説等をコピーしてお使いください。
設問は、受講者がwebで検索することを想定して作成しておりますので、実施前に「web検索OK」と伝えていただいた方がいいと思います。また、公開されているweb上のツール等も利用しております。
今後の予定としまして順次事故形態に対応した課題・解説を追加します。また違反等に関する課題も追加していく予定です。
なお、法律関係は改正等があります。事故形態解答欄の日付時点で確認しておりますが、それ以降に改正になった場合訂正ができてないこともありますので課題提出時に確認をお願いします。
課題項目
信号交差点
課題項目
課題概要
設問数
課題内容
設問 番号 |
課 題 ・ 解説 内 容 |
右折(信号交差点) 28.3.4 作成途中 |
右折は、対向車線を横切る行為のため、神経を遣う運転行為の一つです。
下記写真のように
①対向車の有無、その位置、スピード、右折するタイミング
②右折先の横断歩道の横断者や自転車の有無
など一瞬の判断で行動しなければならず、少しでも判断ミスや操作ミスをすると事故に結びつきます。
① |
問①図の白いⒶは交差点を右折しようとしています。 ≫右折の合図を出す時期はいつですか? ≫根拠規定である ○(合図)道路交通法○○条1項の内容 ○(合図の時期及び方法)道路交通法施行令○○条に規定されてある右折の「合図を行う場所」と「合図を行う時期」内容 を記入してください。
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問①の図
①解 説 |
(合図) 道路交通法第53条1項 車両(自転車以外の軽車両を除く。次項及び第4項において同じ。)の運転者は、左折し、右折し、転回し、徐行し、停止し、後退し、又は同一方向に進行しながら進路を変えるときは、手、方向指示器又は灯火により合図をし、かつ、これらの行為が終わるまで当該合図を継続しなければならない。
(合図の時期及び方法) 道路交通法施行令 第21条 法第53条第1項に規定する合図を行う時期及び合図の方法は、次の表に掲げるとおりとする。 ○合図を行う場合~ 右折し、又は転回するとき。 ○合図を行う時期~ その行為をしようとする地点(交差点において右折する場合にあつては、当該交差点の手前の側端)から30メートル手前の地点に達したとき。
▼進路変更時と同じく右左折時も、おなざりの合図出す車をよく見かけます。 合図は、周りの車に対しての意思表示だいうことと、30m、3秒ルールを守ルよう指導してください。 |
② |
道路交通法に規定されてある信号交差点での右折に関する条文の一部を列記しました。 下記、①~④の条文に規定されてある内容を記入してください。 なお、この設問以降の設問に関係しますので回答内容は自身でも記録しておいてください。
道路交通法 ①(左折又は右折) 34条 2項、4項、6項 ②(指定通行区分) 第35条1項 ③(交差点における他の車両等との関係等) 第36条4項 ④第37条
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②解説 |
道路交通法 (左折又は右折) 第34条 2 自動車、原動機付自転車又はトロリーバスは、右折するときは、あらかじめその前からできる限り道路の中央に寄り、かつ、交差点の中心の直近の内側(道路標識等により通行すべき部分が指定されているときは、その指定された部分)を徐行しなければならない。
4 自動車、原動機付自転車又はトロリーバスは、一方通行となつている道路において右折するときは、第2項の規定にかかわらず、あらかじめその前からできる限り道路の右側端に寄り、かつ、交差点の中心の内側(道路標識等により通行すべき部分が指定されているときは、その指定された部分)を徐行しなければならない。
6 左折又は右折しようとする車両が、前各項の規定により、それぞれ道路の左側端、中央又は右側端に寄ろうとして手又は方向指示器による合図をした場合においては、その後方にある車両は、その速度又は方向を急に変更しなければならないこととなる場合を除き、当該合図をした車両の進路の変更を妨げてはならない。
(指定通行区分) 第35条 車両(軽車両及び右折につき原動機付自転車が前条第5項本文の規定によることとされる交差点において左折又は右折をする原動機付自転車を除く。)は、車両通行帯の設けられた道路において、道路標識等により交差点で進行する方向に関する通行の区分が指定されているときは、前条第1項、第2項及び第4項の規定にかかわらず、当該通行の区分に従い当該車両通行帯を通行しなければならない。ただし、第40条の規定(緊急自動車の優先)に従うため、又は道路の損壊、道路工事その他の障害のためやむを得ないときは、この限りでない。
(交差点における他の車両等との関係等) 第36条 4 車両等は、交差点に入ろうとし、及び交差点内を通行するときは、当該交差点の状況に応じ、交差道路を通行する車両等、反対方向から進行してきて右折する車両等及び当該交差点又はその直近で道路を横断する歩行者に特に注意し、かつ、できる限り安全な速度と方法で進行しなければならない。
第37条 車両等は、交差点で右折する場合において、当該交差点において直進し、又は左折しようとする車両等があるときは、当該車両等の進行妨害をしてはならない。
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設問③
下記サイトに信号交差点の右折事故を分析したPDF資料がありますので、ダウロードまたは閲覧して次の問いに答えてください。
③ |
交通事故総合分析センターイタルダ・インフォメーション 「No.95 信号交差点における右折事故2012-07」で検索か、 http://www.itarda.or.jp/itardainfomation/info95.pdf へアクセスしてください。 (以後設問でも使用します。) 同資料内 ①信号交差点における事故発生状況(2) 1当四輪車の「右折」時の事故に記載されてある内容と数値及びグラフみて、右折事故の特徴を3点簡記してください。
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③ 解説 |
(2)には、 【1当四輪車の「右折」時の事故(以降、右折事故と呼びます)が全体の39%(3万8294件)を占め最も多く、続いて「直進」時が多くなっています。 「 直進」時の事故では「信号無視」が半数以上を占めているのに対して、右折事故では「信号無視」は約3%であり、右折事故の多くが当事者の双方が「青信号」で交差点に進入し事故を起こしていることが分かります。】と記述されています。
≫下記表「1当四輪車行動類型別事故件数と「信号無視」事故件数[平成23年]」 信号交差点 1 右折事故は、全体(9万7580件)の39%(3万8294件)を占め最も多い。 2 直進時の事故は信号無視が半数以上を占めているが、右折事故の信号無視は約3%と少ない。 3 右折事故の当事者の双方が「青信号」で交差点に進入し事故を起こしている。
※ 右折は、対向車の有無、その位置、スピード、右折するタイミングを計り、一瞬の判断で対向車線を横切るため少しの判断ミスや操作ミスをすると事故に結びついてしまうということを指導してください。・・・ 確実な安全確認と無理な進行は避ける。 ・・・
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③解説
の表
④ |
設問③に続き、交通事故総合分析センターイタルダ・インフォメーション 「No.95 信号交差点における右折事故2012-07」で検索か、 http://www.itarda.or.jp/itardainfomation/info95.pdf へアクセスしてください。
設問その1 ②右折事故の特徴と要因ページの 図6 1当四輪車「右折事故」における2当構成率[平成19〜23年]グラフに掲載してある「死傷事故」「死亡事故」を見て、下記㋐~㋓の%を入れてください。 死傷事故⇒ ㋐対歩行者 ?% ㋑対自転車 ?% ㋒対二輪車 ?% ㋓対四輪車 ?% 死亡事故⇒ ㋐対歩行者 ?% ㋑対自転車 ?% ㋒対二輪車 ?% ㋓対四輪車 ?%
設問その2 そのグラフを見て「死傷事故の特徴点」と「死亡事故の特徴点」を簡記してください。
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④ 解説 |
設問その1 解説内容は、下記解説図のとおりです。
設問その2 (グラフ上部に解説ありますので参照してください) ◆死傷事故の特徴 右折事故では、対自転車事故が最も多く発生している。 ◆死亡事故の特徴 右折事故で、歩行者歩行者や二輪車の関与すると死亡事故に繋がり易い。
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④の
解説図
⑤ |
設問④に続き、交通事故総合分析センターイタルダ・インフォメーション 「No.95 信号交差点における右折事故2012-07」で検索か、 http://www.itarda.or.jp/itardainfomation/info95.pdf へアクセスしてください。
設問その1 ②右折事故の特徴と要因ページの 図7 1当四輪車の人的事故要因の構成率[平成19〜23年]グラフに掲載してある対歩行者、自転車、二輪車、四輪車との事故に至った第1当四輪側の要因の1位と2位を下記㋐~㋓に記入してください。 例 1 安全不確認 50% 2 判断誤り 30% ㋐ 四輪車対歩行者 ㋑ 四輪車対自転車 ㋒ 四輪車対二輪車 ㋓ 四輪車対四輪車
設問その2 運転手の交通事故要因となった下記㋐㋑㋒の説明をしてください。 ㋐ 安全不確認 ㋑ 脇見 ㋒ 判断の誤り
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⑤ 解説 |
設問その1 解説内容は、下記⑤の解説図のとおりです。
設問その2 ≫安全不確認とは「安全確認をしなかった」「安全確認が不十分だった」 ≫脇見とは「他の車、歩行者を見ていた」「ナビゲーション装置を操作していた」 ≫判断の誤りとは「相手までの距離や速度の判断を誤った」「相手が譲ってくれると思って注視を怠った」 などの人的要因をいいます。 ※設問その2の内容は、図7 1当四輪車の人的事故要因の構成率[平成19〜23年]グラフの下に記載してありますので、グラフをよく見ていない人は違った内容で回答してくると思います。 ※解説する際は、下記グラフと下記写真を使って視認性の解説してください。
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⑤の
解説図
設問⑥の写真
⑥ |
上の画像は、信号交差点で右斜めへ右折するため停止している車の ドライブレコダー録画画像です。 ▼状況 ≫道路は、国道で片側1車線道路、対向車線は渋滞気味、 ドライバーは 「時差信号で対向の信号が赤に変わるか? 対向車両が横切る空間を空けてくれれば横切ろう」としていた。 ≫対向の白いワゴン車が右折のため停止したのち徐行しながら前進したので、写真の白色破線方向に進行した。
◆設問⑥ この後、どのような状況になるか? 今までの設問①~⑤を踏まえて、 その1≫貴方が推測した状況を述べてください。 その2≫上記、推測した状況に対する安全行動を述べてください。
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⑥ 解説 |
この設問は、ヒヤリハット状況の設問ですので、回答される推測と安全行動は各人変わると思います。 下記内容を参考に解説してください。 まず、結果画像とドライバーの反省点を示す。 回答内容は、下記掲載の「信号交差点における右折事故の特徴」「右折四輪運転者の安全行動」の内容が含まれておればいいでしょう。
ドライバーは、 ○白色ワゴン車と後方の赤色の車との車間距離が少し空いているのは気になったが、片側1車線なので車は来ないが、二輪車がいるかもしれない。と思っていた。 しかし白い車との距離が約25mほど空いているので大丈夫と思い進行
▼結果は下記写真のとおり、軽四輪が道路外の空地に立ち入り左側から追越しをしてきたのです。 事故には至りませんでしたがヒヤリハットの一面です。 ※ドライバーの反省点 ○白色ワゴン車と赤色の車との車間距離が少し空いていると気になったのなら「車か二輪車がいるかもしれない?」と判断すべきだった。 ○白色ワゴン車の側方通過できる空き地が存在していることに注意がいっていなかった。 ○ただ、対向白い車との距離が少し距離が空いていたので視界があったこと事故に至らなかったが、急ブレーキをかけたことから狭ければ果して軽四輪を回避できたが疑問です。
信号交差点における右折事故の特徴 ●信号交差点における事故は1当四輪車の「右折」時に最も多く発生している。 ●1当、2当双方の車が「青信号」で交差点に進入し事故を起こしている。 ●事故の主要因は、1当右折四輪車の「安全不確認」である。 ●対向車に気を取られて、右折先の自転車、歩行者を見落し易い。
右折四輪運転者の安全行動 ●対向車線の見えにくい状況では、必ず一旦停止し慎重に安全確認しましょう。 「見れども見えず」とならないように、「危険が潜んでいるかもしれない」と意識して、危険(あるいは安全)を確かめにいく行動が大切です。 ●対向車を発見したら、無理せず通過するまで待機しましょう。 ●右折開始前に右折先の安全を確認しましょう。いざという時に止まれるように、横断歩道手前では十分減速することが必要です。
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⑥ 類似問題 |
設問6の類似 ▼当車と前車は、前方信号を右折のため赤色信号で停止しています。この後、前車はどのような行動をするか予測してください。 また、その行動がどのような危険性があるかを述べてください。
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解説 |
写真は、施設抜け(コンビニの駐車場を利用したショートカット)の右折です。 このような行動は、急いでいる。焦っているドライバーが行う行動です。 ▌右折進入時、後方から来る自転車等との接触 ▌コンビニ内を移動する人との接触 ▌施設から出る際の右折時、右方から来る車、単車や自転車との接触 等が考えられ、先を急いでいるので、当然一時停止もしませんし、安全確認も疎かになってしまうことから事故のリスクが非常に高くなります。 どんなに急いでいても、駐車場などをショートカットする行為は絶対にやめましょう。
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右折
http://www.drive-drive.jp/movie?mid=7758
http://www.drive-drive.jp/movie?mid=7378
http://www.drive-drive.jp/movie?mid=7287
右折×直進車 http://www.drive-drive.jp/movie?mid=6572
右折×自転車 http://www.drive-drive.jp/movie?mid=6385
右折×自転車 http://safe-drive.jp/movie/tdVrUbLxyGc.html
右折×直進車 http://safe-drive.jp/movie/zzUb51H_fZ8.html
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解説 |
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解説 |
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